2015年1月31日土曜日

1/31 渋谷 KO-KO ジャムセッション

直前になりますが本日は渋谷KO-KOにてジャムセッションです。

前衛的な演奏はあまりありませんが、
古き良きジャズを大切にしている方が比較的多いかもしれません。
もちろん新しいモノ好きな方も大歓迎です。

しかしホストの松本さんもそうですがマルチプレイヤーが多いですね。
最近はこそこそとベースとドラムを練習しています。

1/31(土) 渋谷 KO-KO  w/ 松本勝之(B) 19:30〜 ¥2,000(1drink付)



2015年1月28日水曜日

両手で助け合う

ピアノだけで曲を弾きたいときは、やはり負担が大きくなります。
単純に考えて指1本にひとつずつ1音を割り当てられるので、
自ら負担を大きくしていると言えるかもしれません。
しかし弾けてしまうのだから弾かなくては損です(笑)
サックスやトランペットなどにはない大きなメリットですから。

Everything Happens To Meを例にとって
両手をうまく使ってハーモニーを組み立ててみます。
理論書に書かれている(名前のついている)手法は、
Upper Structure Triad, Drop 2&4, Drop 3rd, Mirror Chord
以上の4つです。見つけて確認してください。
たまたまですがDrop 2ndは使っていません。
わたし自身よく使うのですけど。

また、すべての音をいっぺんに弾く必要はなく、
好みでタイミング、リズムを分散してください。
話は逸れますが、ピアノの楽譜はほぼ2段になっています。
そこで、上段を右手、下段を左手で弾かなくてはいけないと
勘違いをされている方がときどきいらっしゃいます。
両手で助け合って楽譜に書かれている音楽全体を表現したいものです。

ところで、この曲の歌詞が意外に面白い。

https://www.dropbox.com/s/vcu2gm3b7atl6j7/everythingHappensToMe_2handsVoicing.pdf?dl=0

2015年1月26日月曜日

Oleo - Red Garland (Relaxin'/The Miles Davis Quintet)

Oleoの採譜も一旦はこれでおしまいです。
The Miles Davis QuintetのRelaxin'よりRed Garlandによるソロを採譜しました。
【Oleo - Red Garland (Relaxin'/The Miles Davis Quintet) (Transcription)】

2コーラスの間ソロをとっています。
終始、低い音域で弾いていますので、おかげさまで楽譜はヘ音記号です。
ただ左手によるコンピングがないので(ゴーストノートは弾いているかもしれません)
管楽器の方にも参考になると思います。

さて、内容はとても分かりやすく、いわゆるアプローチノートが頻繁に使われています。
クラシックでもアプローチノートはたくさんありますので、
この辺りはジャズもクラシックも飾り方の原理は変わらないと思います。

今回の採譜ではDの音をターゲットとした、
F-Eb-C-C#-D
のパターンが最も多く出現した気がします。
ただこのパターンも例えば1拍または半拍ずれると、
それだけでも印象が変わりますので不思議です。
以前に採譜したBill EvansのSpeak Lowと同じRhythmic Displacementです。

III-VI-II-Vのようなラインをとるか、
Bbワンコードでとるか、
そのときになってみないと分からないものです。
スケールアウトは…それが得意な方にお任せします。


2015年1月25日日曜日

何で作るか、何を作るか

DAWはCakewalk、Logic、Cubaseと変遷してきました。
実はLogicとCubaseの間にPro Toolsが一瞬だけ入っています。
というのも本当に少しだけ使ってお蔵入りしてしまったため省略です。
決してPro Toolsが悪いのではなく操作性が肌に合わなかったのでしょう。
現在はCubaseをメインに、ときどきLogicの良いところを拝借している状況です。

さて、レコーディングの現場ではよく使われるPro Toolsが
機能限定版で無償提供されるそうです。
オーディオトラック、インストゥルメンタルトラック、MIDIトラック
それぞれ16トラックずつしかないので、
仕事として使うには無理がありますが趣味の範囲でしたら十分かもしれません。

長々と書いておきながら結局は何を言いたかったかとなりますと、
タイトルにある通り、何で作るかではなく何を作るかだなあとつくづく思います。

こういう音楽を作りたいけど、これはPro Toolsでなければ作れない。
だからPro Toolsを使おう、という流れです。
Pro Toolsを買ってみたけども、さて何を作ろう…いかがでしょう。

わたしがCubaseに移行したのはボーカルのピッチ補正が頻繁に必要になったからです。
その頃は標準でLogicにも搭載される時期でかなり迷いましたが、
どうせ出費するなら操作性で相性のよいCubaseになりました。
余談ではCubase 7はMac OS 10.7以降が必要でしたので
10.6のMac Bookを使用していた当時、結局10.8インストールのMac miniを買うことに。

iPhoneにしても、そのアプリにしても何に使うかが大切で
最近は目的が後発のような気がしています。
4Kのテレビを作ったよ、次は8Kだ、出来たよ。ところで何を見る?ではいけない。
なにを演奏するべきか、日々、悩んでおります。

2015年1月21日水曜日

Oleo / Bill Evans - Everybody Digs

Bill Evans / Everybody Digs よりOleoのソロを採譜しました。
テーマとベースソロに入るまでの4コーラス分ですので、
テーマの歌い方も勉強になると思います。
【Oleo / Bill Evans - Everybody Digs (Transcription)】

まずテーマですが、
よく見る楽譜では冒頭からの音がBb-G-C-Bb-G-D-...となっています。
ところがGの音はFで弾いています。
したがってBbやCよりは小さい音で弾いた方がいいかもしれません。

アドリブの1コーラス目では半音上のアプローチ(B→Bb)が使われています。
Bb-F7をBb-B7と考えていいと思います。
またコンディミ(Combination Of Diminish)スケールがEdim,C7などの場面で何回か使われています。

3コーラス目では1拍半の小さいモチーフを16小節の間、繰り返しています。
このモチーフは一度は練習したのでしょうか。
それともいざ録音の段階で思いついたのでしょうか。
後者でしたら、相当な高い水準の演奏技術が求められます。

4コーラス目では4ノートスケール(厳密には3ノートしか使っていません)を使用しているようです。このスケールを弾くとMcCoy Tynerを思い浮かべてしまいます。
スケールライクな柔らかさと違う固い印象を与えられるのではないでしょうか。
モード音楽では使い甲斐があることでしょう。

演奏者それぞれが高い水準にいると、こんな演奏になるのだなあとつくづく思いました。
Philly Joe Jonesのドラム、かっこいいですね。


2015年1月19日月曜日

Oleo / Pat Martino - Desperado

いわゆる循環が苦手な時期に採譜したOleoのソロを採り直しました。
Pat MartinoのDesperadoよりOleoのギターソロです。
【Oleo / Pat Martino - Desperado (Transcription)】
 
ところどころ間違っていたようですが、
当時はたぶん手を抜いていたか能力が低かったかでしょう。
機材がそろっていなかったことも原因だと思います。
4コーラス(0'26〜2'18")の採譜です。
1ページ1コーラスに納まっていますので練習しやすいと思います。
煩雑になるためリハーサルマークは16小節ごとにしてあります。
またこの曲はいわゆる循環の曲ですのでコードネームは省略してあります。

さてこのギターソロは各コーラスがそれほど変化ありません。
特徴は1拍半のフレーズ、
そしてBセクションではV7よりはIIm7-V7またはIIm7を考えていると思います。
また2拍前から次のコードのフレーズを弾き始める時が何度かあります。
 
循環を演奏すると、コード進行の変化に沿って演奏するアドリブより
メジャースケールだけで歌う方が難しいと痛感します。
今回の内容は分かりやすいソロですので、ぜひ参考にしてください。

Oleoの採譜はまだ続きそうです。

Upper Manhattan Medical Group / ...And His Mother Called Him Bill

Duke Ellingtonのアルバム「...And His Mother Called Him Bill」より
「Upper Manhattan Medical Group」のソロ部分を採譜しました。

【Upper Manhattan Medical Group /...And His Mother Called Him Bill】
 
ジャズのセッションでやることは稀かもしれませんが
Billy Strayhornの曲が好きならばご存知と思います。
トニックディミニッシュのサウンドを聴くとDuke Ellingtonを感じますよね。

さて今回の内容はアドリブの手法の一つである装飾の練習になるかもしれません。
ひとつの音に対して1つから4つくらいまでの音で飾ることがあります。
一カ所ですが4小節の間、その中でもいわゆる挟み込みについての典型的な形が連続して出てきます。
また楽譜で見える音のつながりと実際に歌い上げる音のつながりの違いを理解することができるかもしれません。

一般的な楽譜において、8分音符からそれより細かい音符は拍ごとにつながって見えます。
拍を把握する上では便利ですが、フレーズを拍で区切ってしまう弊害が生じます。
楽譜どおりに演奏するときは、
どこからどこまでが一つの言葉か考えながら演奏することをおすすめします。
これはジャズ以外のジャンルでも同じことが言えますのでぜひ実践してみてください。


出典の紹介ができない変わりにIsfahanの動画を載せておきます。
なんでずっと(おそらく)楽譜を手で持ってるんですかね?

2015年1月12日月曜日

ボーカロイドの真似はしないで

ボーカロイドで作られた楽曲を聴く機会があったので
感じたことを綴っていきたいと思います。

ボーカロイド自体は扱ったことがあります。
作り方はMIDIの打ち込みとほとんど一緒で簡単な違いはやはり歌詞があるかないかです。
したがって歌詞を流し込むまでは、打ち込みをやったことがある方なら簡単だと思います。
ところがそこからが難しく、
人間らしい抑揚を付けていかなくてはなりません。
自分自身、何曲か作ってみて共通して思ったのは「思い通りにならない」に尽きました。
特に音のつながりがどうしても機械の領域を超えられません。
例えば、「あ〜な〜た〜に〜」が「あ〜...な〜...た〜...に〜」となります。
これは発生原理が母音+子音に起因しているのだと思います。
今後、開発を進めるならば改善の余地ですね。

ただ、ボーカロイドなんだからそこまで求めなくても、とも言えます。
ロボットのような音声を求めた作品ならもってこいの道具だと思います。
しかし実際は10代、20代の方がけっこう聴いていて、さらに歌っている現状があります。
彼らには抑揚のない機械のような歌い方になって欲しくないと思います。

そしてもう一つ問題を感じました。
それは音域と細かすぎるリズムです。
ボーカロイドは機械ですので人間ではあり得ない音程まで出せます。
また速いテンポでも難なく発声できます。

人の限界を無視して作曲している方はぜひ考慮していただきたいと思います。
作曲の段階で一度は自分で歌ってみることをオススメします。
ボーカリストでなければ下手でいいんです、せめて声が出るか、舌が回るかの確認を。
そして打ち込みはぜひリアルタイムの手弾きで、クオンタイズはかけないで。


さて明後日は生身の人間が楽器を奏でますので、
ご近所の方はぜひいらしてください。

1/14(水) 青葉台 Au Lapin Agile
秋田悟志(P), 座小田諒一(B)
20:00〜, 21:00〜, 22:00〜 ¥1,300

2015年1月9日金曜日

Block Chord

ジャズのピアノトリオにおいて、
ピアニストは左手でコードを右手でメロディを弾くことが多いと思います。

リードとなる右手はサックスなどのいわゆるフロントの役割を果たし、
左手はそれに対するコンピングをします。
音楽としては十分成り立ちますが、
ときにはビッグバンドのようなソリを弾きたくなるかもしれません。
そんなときに役立つ方法のひとつがブロックコードです。

今回はジョージシアリングのようなブロックコードの紹介です。
これはひとつのスケールに対してすべてコードを割り当ててしまう考え方です。
具体的にはスケールの音をトップノートにしてそれよりも低い音でコードを積み上げます。
コードの転回を考えていただければいいと思います。

例えば、Cメジャースケール(C-D-E-F-G-A-B)においてコードがC6のとき、
C, E, G, A に対してはコードを転回してそのまま使います。
そしてコードの音ではないD, F, B に対しては、C6ではなくディミニッシュコードを割り当てます。
このディミニッシュはG7(b9)のような響きになりますので、
Cメジャースケールをブロックコードで弾いていくと、ほぼCとG7を交互に繰り返したようになります(G#をスケールに加えると交互になります)。
ただもちろんD, F, B に対してCのコードをあてても問題はなくその方が曲に合っている時もあります。

ちなみにコードがC6であってもCM7やEm7(CM7(9))で弾いても構いません。
やはり好み、に帰着してしまうのかもしれません。
Lullaby Of Birdlandの例を書いてみましたのでお試しください。